私は心理系の大学院修了後、心理職としてこれまで働いてきました。
現在は、様々な社員研修を行っています。
先日、「心理士さんなのに社員研修をされるんですか?」とコメントをいただく機会がありました。
たしかに、心理士と聞くと、一対一のカウンセリングをしているイメージがあるのかもしれません。
すべての心理士さんが、研修をされるということはないですし、人前でしゃべるのが得意という人ばかりではありません。
私の場合ですが、大学や専門学校で心理学の授業を持つことがあり、「授業」という場に抵抗がなかったというのもあります。
現在は、ストレスマネジメント研修やコミュニケーション研修のほかに、ハラスメント研修や接遇研修や目標設定・目標達成など、研修は幅広く扱っています。
以前のブログでも書かせていただいたのですが、社員研修は3つの予防のうち、1次予防にあたるものだと思っています。
1次予防は、心身の状態が元気な人に向けた予防です。
プライベートや仕事で知っておくといい知識、自分の人生を豊かにする知識を獲得していただくこと、元気な人が元気でい続けてほしい、という思いで社員研修を行っています。
例えば、人は生きている限りストレスと付き合っていく必要があります。ストレスとはなにか、自分に合ったストレスコントロールとは?というのを知っているのと知らないのとでは、乗り越え方は異なるのではないかと思っています。
ビジネススキルも一緒です。
目標達成方法や思考の整理についても知っておくと、仕事やプライベートで活用していただけると思います。
私自身、3つの予防の中で、「元気な人が元気なままでいてほしい」という一次予防を最も大切にしております。
そのため、心理士なのに社員研修をたくさん実施しているという、意外な(?)状態になっているかもしれません。
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