top of page
  • 執筆者の写真cocorolargo

心理士が社員研修の講師をする効果


心理士が社員研修の講師をする効果


私は公認心理師兼、キャリアコンサルタントです。


働く人達の心の不調予防を目指しており、企業さんへの訪問型心理士として活動しています。


心理面談、キャリア面談を行うこともありますが、社員研修・セミナーの仕事は、今年数えてみると150講座以上ありました。


従業員さんの心の不調の予防をする中でも、一次予防という、元気な人は元気なままでいていただくことに最も力を注いでいます。


一次予防における社員研修には、プライベートや仕事で知っておくといい知識・自分の人生を豊かにする知識を獲得し活用していただくという目的があります。


例えば、人は生きている限りストレスと付き合っていく必要があります。ストレスとはなにか、自分に合ったストレスコントロールとは?というのを知っているのと知らないのとでは、乗り越え方は異なるのではないかと思っています。


また、心理士が社員研修の講師をするのが意外であると言われることがあります。


今回は、心理士が社員研修を行うことのメリットを考えてみました。


メリット① ストレス、対人関係、感情の取り扱い、動機付けについての専門家であること


講師として研修をする上で、研修で触れたこと以外のことも十分答えられる、具体的な例を挙げられることが大切だと思っております。


そうすると多くの情報や知識が必要になります。

学びだけでなく、病院等の現場で培ってきた経験を研修で十分活かせると思います。


メリット② 集中力の維持や理解が進むような研修設計が得意


こちらはすべての心理士が得意というわけではないかもしれませんが、私は認知心理学という心理学を専攻していたということもあり、人の脳のこと、例えば集中力の持続時間、注意を向ける方法などを研修にも取り入れるようにしています。


研修は1時間程度のものから6時間など1日研修もあります。


そうなると研修の内容を充実させることはもちろんのこと、集中できる仕組みや理解が進む方法を取ることも大切です。


心理学実験を挟むなどし、ハッとする体験やグループワークをバランスをみて挟むようにして、集中力・理解力にとことん配慮した研修構成にしています。


メリット③ 様々な心理学の知識を散りばめることができる


心理学の種類というのは本当にたくさんあります。


それらを大学~博士課程まで学んできましたし、現場でも使っていました。


そのため、研修にも多くの心理学を取り入れています。


例えば、コミュニケーションの研修を一つとっても、どうしてコミュニケーションでうまくいかないことが生じるのかという解説では、脳機能の問題(神経心理学)、捉え方・関係性の問題(行動心理学)、相手と自分の心の問題(臨床心理学・社会心理学)など、心の状態を様々な心理学の角度から根拠に基づいて解説することができます。


今回は、心理士が講師を務めることのメリットについてまとめてみました。

閲覧数:1回0件のコメント

Kommentare


Die Kommentarfunktion wurde abgeschaltet.
bottom of page