「なにやってるの!いいかげんにして!」「ちゃんとやってよ!」
お子さんや職場の後輩に、ついこんな言葉をかけたことはありませんか?
でも、実はこのような言い方では、相手は具体的に何をどうすればいいのかが分からず、困ってしまうことがあります。
だからこそ、やってほしいことは、言葉で丁寧に伝えることが大切です。「ちゃんとやって」という抽象的な言い方では、相手に伝わりません。
伝え方のポイント
まず、「私は」を主語にして、具体的な要求や考えをしっかり伝えることを意識しましょう。例えば次のような言い回しが効果的です。
「私は○○してほしい/してほしくない」
「私は○○だと思う」
具体的な言い換え例
時間通りに来なかった場合
「ちゃんとやってよ!」ではなく、「時間通りに始められると助かります」と伝えましょう。
言葉遣いに対して不満がある場合
「何その言い方?ひどい!」ではなく、「そんな風に言われるとショックだから、言い方を変えてくれると嬉しいです」と伝えましょう。
繰り返し同じミスをした場合
「何度言ったらわかるの?」ではなく、「これは大切なことだから、しっかり覚えよう。記録を取っておくのはどう?」と、前向きな言い方に変えてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?普段のコミュニケーションに少し工夫を加えるだけで、相手にとって分かりやすく、優しい伝え方になります。ぜひ試してみてくださいね。
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