臨床心理士と公認心理師の違いについて
- ラルゴ ココロ
- 2024年7月9日
- 読了時間: 2分
心理士の資格にはいくつか種類がありますが、大学・大学院に行くことで受験資格が得られ試験に合格すると手に入れることができる資格に、「臨床心理士」と「公認心理師」があります。
私は公認心理師のほうを持っているのですが、その2つの資格の違いについてご紹介します。

まず、民間資格か国家資格かという大きな違いがあります。
臨床心理士は日本臨床心理士資格協会による認定資格になります。1988年から資格制度が始まり、公認心理師と比べて歴史ある資格です。
一方、公認心理師は、一定の業務と義務行為が法律で定められている国家資格になります。2018年から受験が開始されたばかりの新しい資格になります。
私は、第一回目の公認心理師試験を受験しました。

続いて、定義の違いがあります。臨床心理士は、「臨床心理学」に基づいた知識や技術を用いて、人間の心の問題にアプローチする専門家になります。
一方、公認心理師は、上記のスライドにある1~4の役割があります。
支援を要する人だけでなく、その関係者や世の中全体の人に向けた役割があります。

最後に、資格取得の方法に違いがあります。
臨床心理士は、臨床心理士養成に関する指定大学院を修了することで受験資格を得られます。
一方、公認心理師は、心理学系の大学と大学院でそれぞれ定められた教科を履修することで受験資格が得られます。
いかがでしたか?臨床心理士と公認心理師は似ているようで、異なる点も多い資格です。
もし、これから心理職を目指されたい、大学・大学院へ進みたいと考えられるのであれば、これらの違いに注意し、資格を習得されるのをお勧めいたします。
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