病院で勤務していた時は全く気にならなかったのですが、個人で働くようになって気づいたことがありました。
「心理の資格って全然知られてない!」ということです。
そのため、資格について説明するところからということもよくあります。
「公認心理師や臨床心理士って何?」「心理カウンセラーって何が違うの?」とよく聞かれ、こんなにも知られていない資格なのだなぁ…と改めて実感。
かく言う私も工学系の「機械保全技能士」「電子組み立て技能士」等の国家資格について失礼ながら存じ上げていないので、専門分野でなければ知らないものと思います。
ということで、今回は簡単に私の保有資格について紹介します。
① 公認心理師
② キャリアコンサルタント
③ ストレスチェック実施者
④ 両立支援コーディネーター
⑤ 博士号(心理学)
まずは①②の国家資格からご紹介します。
① 公認心理師
心の問題を抱えた人に対して、心理学の知識と技術を用いて援助する専門家です。
2017年施行の公認心理師法によって心理職として国内唯一の国家資格として誕生しました。
悩みを抱えたクライエント(相談者)に対してカウンセリングを行い、問題を分析し、助言や指導を通じて問題解決に導きます。
心の健康に関する知識を広めるための教育活動や情報提供を行うことも大切な役割の一つです。
受験条件に、4年制の大学または専門学校で所定の科目を修了したあと、大学院で所定の科目を修了した者など、取得の道がまずまず厳しいかなと思います。
一方、「心理カウンセラー」は誰でも名乗れるものになります。民間の資格を取得し、心理カウンセラーとして活動されている方もいます。
私は記念すべき公認心理師第1回目の試験に挑み、合格しました!
心理の国家資格ができることをずっと待ち望んでいましたし、次男妊娠中に取得したこともあり、思い入れのある資格です(次男とともに頑張った感じがあります!)
② キャリアコンサルタント
労働者に対してキャリアの形成や職業能力の開発などの相談や助言・指導を行う専門家です。
心についての相談はもちろんのこと、従業員さんのキャリア形成支援者として活動したいと思い、2021年に取得しました!
マークシート、論述、模擬面接すべて合格しなければならない資格で、独学で試行錯誤した資格でした。
2つの国家資格を持つことで、働く方の心の悩み相談、キャリアの形成についての相談の両方を受けつけています。
スキル向上のため、学会参加や発表、勉強会、自己学習をこれからも行っていきます!
続いて国家資格ではない保有資格になります。
③ストレスチェック実施者
④両立支援コーディネーター
③ ストレスチェック実施者
公認心理師資格を取得し、かつ所定の研修を受けた場合に取得できる資格です。
ストレスチェックの企画と結果の評価に関与する役割ができます。
従業員数が50名を超えている企業には、「ストレスチェックの実施」が労働法令上の義務となっています。
50名未満の事業所でも、メンタルヘルスの不調を未然に防げるなど、ストレスチェックをする利点が多いことから、従業員数が少ない事業所でもご対応させていただいています!
④ 両立支援コーディネーター
支援対象者が治療と仕事を両立できるよう、それぞれの立場に応じた支援の実施、両立支援に関わる関係者との調整を行います。
病気やケガがあっても仕事を諦めず、両立できるようなサポートをしていく役割になりたいと思い取得しました。
元病院勤務であったことからその知識も活かしています。
保有資格のまとめ
③ストレスチェック実施者
④両立支援コーディネーター
公認心理師の資格があるからこそ取得できた資格や自分自身の仕事の経験が活かせる資格になります。国家資格ではありませんが、働く人にとって役立てるものだと思っています。
⑤博士号(心理学)
資格とは異なり学位になるのですが、心理学博士号を持っています。
大学の後に、修士課程に進み、さらに、博士課程に進んで、研究実績を積み、最終的に博士論文を書き上げ、審査に合格することで取得することができます。
特定分野の研究を極めた証になるだけなので、大学や研究者として働く以外では決して必須のものではないです。
「研究が好き!心理学(の一部ですが)を極めたい!」という好奇心の赴くまま、社会人で働きながら取得しました。
管理職としての勤務しながら、長男の子育てや公認心理師受験、次男の出産などがある中、4年かけて取得した学位なので、一番思い入れのある証明です♪
現在の仕事でも、分析の手法や、ロジカルな思考、資料作成、プレゼンなどでとても役立っていると思っています。博士号を取得するためのこれまでの経験が、働く皆さんのお役に立てればと思っています。
保有資格のまとめ
① 公認心理師
② キャリアコンサルタント
③ ストレスチェック実施者
④ 両立支援コーディネーター
⑤ 博士号(心理学)
知らない名前の資格が多かったかと思います。
これからも自分の資格についてわかりやすく説明しつつ、働く皆さんにとってお役に立つ資格は取得していきたいと思っています(^^♪
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