今日は産業心理職が関わる人について書こうと思います。
公認心理師の働く場所の多くは、医療機関と教育機関です。
私は、医療領域での経験が最も長く、教育機関の心理職としても勤務していたことがあります。
現在は「産業領域」の心理職として働いています。
つまり、働いている人の心の不調を予防するのが主な仕事といえます。
ここでよく間違われるのが、働いている人の中でも元気のない人を支えることが仕事だと思われることです。今手助けが必要な方の介入をすることが仕事であると思われることが多いです。
間違いではなく「今」手助けが必要な方に、適切なケアを素早く行えることは大切です。しかし、「今」元気な方であっても、何かにつまずき、立ち上がりにくい日もあるかもしれません。
そのため、「今」元気な人にも関わらせていただいています。つまり、働いている人全員に産業心理職は関わっています。
具体的には、元気な人には元気なままでいていただくことを目標に、研修などでメンタルヘルスやコミュニケーションに関する知識を獲得していただいたり、キャリア面談などで、ご自身の人生でのありたい姿を一緒に考えることをしています。
もちろん、今、心が重たく感じる方や心のバランスが保つのが難しいと感じる方のケアも行います。こちらは個別の面談でじっくりと話を聴き、状況整理と心の整理を行うことを目標としています。
今回はよく間違われる、産業心理職が関わる人について書いてみました。
働く人すべての人にそれぞれのアプローチをさせていただいています。
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